たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

訃報続き・・・

デヴィッド・S・ウェアが亡くなったそうです。

http://www.aumfidelity.com/news.htm

先週はジョン・チカイが亡くなりましたし、ジャズに関係が深い人物という意味では若松孝二監督も…。熱心なファンというわけではないので、私に語る資格はありません。しかし、それぞれの表現から感動を受けたという事実は変わりませんし、そのことに心から感謝したいと思います。追悼の意味も込めて、彼らの残した宝物のような音源を、これから少し探してみようかな。

 

当たり前ですが、人はいつ死ぬか分かりません。このブログを書いている今にも私は死ぬかもしれないし、むしろあと70年くらい生きるかもしれない。だからこそ、表現を目の前で見て、聴いて、体験しておきたいミュージシャンの方がたくさんいます。

実は、このブログの名前の由来である古澤良治郎さんも、生で見たことはありません。様々な形で古澤さんが残した表現の素晴らしさは変わらないし、古澤さんから影響を受けたミュージシャンの演奏を見ることもできます。それでも、やっぱり生で見たかったなあ・・・と思うわけです。いつかピットインで開場前に並んでいるときに、「昔ここでエルヴィン・ジョーンズ見たんだけど、すごかったなあ」と言っているおじさんを見て、心底うらやましいと思ったことがありました。もし私に子供や孫が生まれて、その子たちがジャズファンになったときには、「お父さん(おじいちゃん)昔〇〇さんの演奏生で見たんだぞーすごいだろー」と自慢することでしょう。

 

人生どうなるか分かりませんが、そのときそのときで自分に与えられた役目に誠実に向き合いつつ、出来る限り色んな表現に触れていきたい。相次ぐ訃報に接して、そんなことを考えてしまいました。


Miles Davis - He Loved Him Madly part 1.wmv

マイルスのエリントン追悼曲。追想に耽るのにこれほどふさわしい曲を他に知りません。

Return of the 5000 Lb Man

Return of the 5000 Lb Man

サックス奏者の追悼ということで、このアルバムのグッバイ・ポークパイ・ハットを聴いて寝ます。