たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

2012年まとめ<ライブ編>

「しばらく更新しない」と言ったばかりですが(笑)、今年印象に残っているライブをまとめておきたいと思います。まだ11月ということは気にしない方向で。

 

<特に印象に残ったライブ(順不同)>

(1) Ken Vandermark & Paal Nilssen-Love 9月24日@ピットイン

(2) 渋さ知らズ 四月馬鹿 4月1日@ピットイン

(3) blacksheepと日比谷カタン 8月31日@ベルベットサン

(4) 秘宝感 6月7日@昼ピ

(5) emergency! 6月19日@ピットイン

 

ヴァンダーマーク4年ぶりの来日公演(1)は衝撃的でした。今も音源を色々漁ってます。アホみたいな数のCDを出していますし、私的ヴァンダーマークブーム、まだまだ続きそうです。

渋さの(2)は川下直広さん、大谷能生さんなどサックスのゲストが多めで素晴らしかった。立花さんのアルトサックス vs. 泉さんの鶏のオモチャというとんでもないバトルは忘れられません。アンコールのジミヘンの「リトルウィング」も最高でした。

(3)は今年一番笑ったライブ。吉田隆一さんの断髪式、blacksheepのライブ、blacksheepと日比谷カタンさんによる時代劇(主に必殺シリーズ)トーク、日比谷さんのライブと盛りだくさんの内容でした。http://www.ustream.tv/recorded/25083085で当日の模様を視聴できますので、ぜひぜひ。私的にはノーマークだったカタンさんが素晴らしすぎました。

異色ユニットの(4)。今の日本のジャズの1つの先端がここにあると思います。表向き奇抜に見えて、実はフリージャズの伝統も踏まえているところが素晴らしい。この日は鈴木勲さんが飛び入り参加したのですが、これがまた圧倒的なパフォーマンスでした。完全にやられました。

芳垣さん関連のライブも結構行きましたね。その中でも印象的だったのが(5)。ミンガスなどの名曲の数々を解体・再構築し、めちゃくちゃ高いレベルでの即興のやり取りを展開。私の好みど真ん中ストライクという感じでした。MCで「ここ5年で5~6回しかライブをやってない」と芳垣さんが言ってましたが、もっとやって欲しいなあと勝手に思ってます。

  

<何となく総括>

多少なりとも渋さ知らズに関わりのある人のライブばっかり行ってましたね。意図せずともそうなってしまうあたり、やはり渋さ知らズ恐るべしと言うべきでしょう。

上に挙げていないライブだと、ガトスミーティング、渋オケも何度も行きました。これらのバンドは思い入れが強すぎるので別枠・殿堂入りということにします。上位5つが毎年林さん、渋谷さん関係で埋まってしまいそうなので(笑)。 

その他、荒武裕一朗カルテット、後藤篤カルテットなどもすごく良かった。ざっくり全体をふり返ると、30代の個性的なベーシストたちが特に印象に残ってます。岩見継吾さん、安東昇さん、瀬尾高志さんなどなど。来年以降もますます活躍されることを期待しています。

 

 

(オマケ・今年一番ハマったライブ動画)


Dairo SUGA / Akira SAKATA / Tamaya HONDA @ Shinjuku Pit Inn