たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

渋オケと片山広明と。

2013年1月15日(火)渋谷毅オーケストラ@ピットイン

渋谷毅(P, Org)、峰厚介(Ts)、松風鉱一(As, Bs, Fl)、津上研太(As, Ss)、松本治(Tb)、石渡明廣(Gt)、上村勝正(B)、外山明(Dr)、ゲスト:纐纈雅代(As)

 

<1st>

・Side Slip(石渡明廣

・Ballad(石渡明廣

・Reactionary Tango(Cala Bley)

・Chelsea Bridge(Billy Strayhorn)

・Brother(林栄一

 

<2nd>

・もはや違う町(石渡明廣

・Such Sweet Thunder ~ Sonet For Sister Kate(Duke Ellington

・Soon I Will Be Done With The Troubles Of This World(Traditional)

・Aita's Country Life(松風鉱一)

 

久々に渋オケ行ってきました。前回は10月くらいだったかな?あのときも林さんのトラで纐纈さんが。どこまでも自由な峰さんのソロ、松本さんの王道かつ美しい音色、魔法のような外山さんのバッキング、やはり最高。纐纈さんもやや控えめながら暴れていてgood。

最後のAita'sが今まで見た中でも最高にグダグダでした(笑)。外山さんが巧みに何とかしていましたが、客席も出演者もみんな笑っていました。あれが成立してしまうジャズって音楽はほんとに素晴らしい。

アンコールはなかったんですが、ちょうど外山さんの誕生日とのことでピットインのスタッフさんがケーキを。ハッピーバースデーも演奏され、ほのぼのした雰囲気で終了。いやあ、楽しかった。

 

 

ピットインに行く前にはいつも通りディスクユニオンへ。何枚か購入したのですが、その中でも特に良かったのがこれ。

キャトル Quatre

キャトル Quatre

メンバーがいわゆる「中央線ジャズ」のファン的には豪華オールスター。片山広明(Ts)、 板橋文夫(P)、井野信義(B)、芳垣安洋(Dr)。

1曲目の「for you」(板橋文夫)からもうグッと心を掴まれました。選曲が素晴らしすぎ。板橋さん、片山さんのオリジナルが2曲ずつに、片山さんらしい古い映画音楽が2曲、レナード・コーエンの「hallelujah」、インプロ1曲。

 私が聴きたい(フリー)ジャズってまさにこれなんです。力のあるメロディーと自由な即興の素晴らしいバランス。一癖も二癖もある、個性あふれるソロイストたち。Studio Weeは本当に良い仕事をします(このアルバムが出たのは10年以上前ですが)。

 

最近の片山さんの主なリーダーバンドは東京スリムになるのかな?新譜を出す予定があるとおっしゃっていたのですが、まだ出てないようで。以前アケタで見たときには、片山さんはほとんどまともにソロを吹いてなかったのですが(苦笑)、1枚目には参加していなかったボーカルの方がとても良かったので、ボーカル含めて音源が出されることを期待しています。

 

LIVE!

LIVE!

これも傑作。かなりの愛聴盤です。