たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Dream Keeper

ずっと欲しかったものを、ようやく手に入れました。

 

Dream Keeper

Dream Keeper

 

ディスクユニオンで購入。以前いつも通っているジャズ喫茶で聴いて以来、CDショップに行く度にヘイデンの棚をチェックしていたのですが、どうやら流通量が少ないらしく、手に入れるまでだいぶ時間がかかってしまいました(LMO1作目はインパルス、2作目はECMから出ているので入手が容易なのですが、この3作目はDIWなので・・・)。

まずメンバーが面白い。ポール・モチアンデューイ・レッドマンが参加しているのはもちろん、先日取り上げたレイ・アンダーソンやケン・マッキンタイアなど。ジョー・ロバーノとかブランフォード・マルサリスみたいな、私が普段聴かないタイプの人たちも。

内容はもちろん素晴らしいの一言。LMOに対して「音楽に政治的なことを持ち込むな」的な批判を目にしたことがありますが、そんな偏見は不要でしょう。政治的なメッセージも含めて、彼らの”リアル”が真摯に演奏された音楽だと思います。全体の雰囲気は端正にまとめられているようにも感じられるのですが、マッキンタイアなど一筋縄ではいかないソロイストたちが所々で適度に異物感を加味していて良い。私が死んだときには、誰か葬式でこのアルバムをかけてください。大音量で(笑)

 

試しにyoutubeで検索をかけてみたら、ライブ動画がけっこう挙がっていました。

 


Charlie Haden on Nightmusic

デヴィッド・サンボーンがホストを務めた番組のもの。 

 


Liberation Music orchestra Nkosi Sikeleh Afrika 1987

デューイ・レッドマンキース・ジャレットの作品は基本的にあまり好きではない(なんて言ったら色んな人に怒られそう)のですが、デューイ・レッドマンが参加しているアメリカン・カルテットはわりと好きだったりします。

 

<関連作?>

Steal Away: Spirituals Hymns & Folk Songs

Steal Away: Spirituals Hymns & Folk Songs

ハンク・ジョーンズとのデュオ。讃美歌や黒人霊歌などを取り上げたアルバムで、『Dream Keeper』の最終曲である「Spiritual」も演奏しています。非常に地味な作品ですが、ひそかな愛聴盤。