たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

日曜日よ、来い

明日は日曜日。

 

Come Sunday

Come Sunday

ハンク・ジョーンズの遺作。チャーリー・ヘイデンとのデュオで、主に黒人霊歌や讃美歌を取り上げた作品です(なぜかドヴォルザークの家路なんてのもやってますが)。アレンジはとてもシンプルで、非常に地味な演奏なんですが愛聴しています。

特に好きなのは表題曲の「Come Sunday」。エリントンの曲ですが、黒人奴隷が「日曜日には主の許に平和と安息がある」と日曜日を待ち望む歌詞が付けられていて、両親共にクリスチャンの家庭に生まれ育った私にとっては特に思い入れの深い曲です。

 

この「Come Sunday」は他のエリントンの曲と同様に、非常にたくさんのミュージシャンによってカバーされています。

 

Solo~Famous Composers

Solo~Famous Composers

エリントンと言えば渋谷さん。『Famous Composers』のタイトル通り、有名な作曲家の作品を集めたソロピアノアルバムで、2曲目に「Come Sunday」が。ビリー・ストレイホーンやジョン・ルイスの曲もやっていて、どれもとっても良い。

 

Plays Duke Ellington

Plays Duke Ellington

私が持っている中ではこれが一番好きかも。WSQのエリントン集の6曲目に登場。ハミエット・ブルーイットのアレンジが素晴らしすぎます。ソロをとるのはデヴィッド・マレイ。最高です。大事なことなのでもう一度言います、最高です。

 

2 for Duke

2 for Duke

最近のものでお気に入りを挙げるならこれ。テナーとピアノのデュオによるエリントン集。『聴いたら危険!ジャズ入門』の田中啓文さんがtwitterに感想を書いていたのを見て購入したのですが、選曲も演奏もめちゃくちゃ良い。イタリアのジャズはまったくもって私の守備範囲外なのですが、これはとっても気に入りました。

日本でも最近、浜崎航さんというサックス奏者の方と片倉真由子さんというピアニストが同じ編成でエリントン集を出しているようで、そちらも気になっているのですが未聴。「Come Sunday」もやってるみたいですね。

 

 


ERIC DOLPHY, Come Sunday (Duke Ellington)

敬愛するドルフィーも。