たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

四月馬鹿

毎年恒例、エイプリルフールの渋さライブへ。

 

2013年4月1日(月)四月馬鹿@新宿ピットイン

山本直樹/板垣あすか/磯部潤/立花秀輝/山口コーイチ/山田あずさ/池澤龍作/小埜涼子/中村江里花/すがこ/小林真理子/若林淳/宝子/鬼頭哲/北陽一郎/東洋/高橋保行/ヒゴヒロシ/斎藤良一/ファンテイル/吉田隆一/関根真理/片山広明/泉邦宏/不破大輔/チャーミー/他多数

※メンバー表はピットインのHPに乗っていたものを若干修正

 

冒頭、楽しみにしていた小埜さんのソロでもうやられました。た、たまらん・・・。その後はめくるめく夢のような3時間。

今回も傍若無人に暴れまわる片山御大。入ってきたときから赤ら顔。中盤はカウンターで飲んでいたのか、ステージ上からいなくなっていたりもしましたが、終盤の「」でステージに戻ってからはけっこうちゃんと吹いていたので満足。

チョビ渋?高校生くらいの女の子2名(アルトサックスとトランペット)の参加も微笑ましく。緊張しつつも頑張ってソロを吹く姿は、『Empty Foxhole』のデナード・コールマン(10歳)やシェップの「Quiet Dawn」でのカル・マッセイの娘(7歳)にも通じる萌えフリージャズ。

個人的なハイライトは、泉さん、立花さん、小埜さんというアルト3傑の競演。これはもう天上の音楽です。このまま死んでもいいと思ったほど。

「何が起こるか分からない」感は近年見た中でも最高レベルかも。曲もオリジナル以外にロシア民謡「一週間」から「ポル・ウナ・カベーサ」、「タイム・アフター・タイムシンディ・ローパーの方)」まで。改めて考えると超カオス。

 

しかし、今回一番びっくりしたのは、演奏以外のところ(もちろん演奏もすんばらしかったのですが)。

19時30分の開場時、ピットインの店長さんと握手しながら店内に入っていく白人の男性が。その人はまさかの・・・ポール・ニルセン・ラブ!!!!最初はちらっとしか顔が見えなかったので「人違いか?」とも思ったのですが、その後店内で改めて見たら、間違いなくニルセン・ラブその人でした。まさか渋さを見に来るとは。「大ファンです!ヴァンダーマークとの演奏も、マクフィーとの演奏も見ました。5月のThe Thingも絶対行きます!」とか声をかけようかと迷ったのですが、何人かお連れの方がいたので失礼かなと思ったし、英語力に自信がなかったので断念。めちゃくちゃ気になったのですが、ライブが始まってからはそちらに集中して楽しむことに。「本田工務店のテーマ」のときに渋さメンバーがステージを降りて客席で演奏を始めたので、その時にちらっと彼の方を見たのですが、楽しそうな笑顔でした。

帰り道、「渡部さんのMCとかコール&レスポンスとか、日本語のやり取りはどんなふうに見てたんだろ」とか考えていたら、5月のThe Thingの予約を入れ忘れたことに気づきました。ニルセン・ラブが来店していなかったら、しばらく忘れていたかも。助かりました(笑)。

 

何はともあれ、やはり四月馬鹿は格別でした。人数も多いし(メンバー表の「他多数」はほんとに「多数」でした)。来年も絶対に行きたい。