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2013年4月6日・JAZZ非常階段feat.山本精一@ピットイン

あらしのよるに

 

2013年4月6日(土)JAZZ非常階段feat.山本精一@新宿ピットイン

JOJO広重(G)、美川俊治、コサカイフミオ(Electronics)、JUNKO(Voice)、坂田明(As、Cl)、豊住芳三郎(Dr)、山本精一(G、B etc.) ゲスト:大友良英(G)

 

<1st>

・コサカイ、豊住

JOJO、大友、豊住

・美川、大友、山本、坂田

・JUNKO、山本、坂田

 

<2nd>

・全員

 

例のごとく、1stセットは色んな組み合わせのセッション4つ、2ndセットは全員という構成。

初っ端、マイクを2本持ったコサカイさんがステージ上を暴れまわり、マイクスタンドや坂田さんのアルトのスタンドを破壊。坂田さんの楽器はピットインの店長さんが救出したので無事でした。次のセッション開始前にはJOJOさんが後片付け (笑)。

2セッション目、ギター二人のプレイがストレートにカッコイイ。今日のライブ全体を通じて思ったのですが、豊住さんのプレイが圧巻。今年70歳とのことですが、マジで化け物です。恐ろしいまでのバイタリティ。

続いて山本さん登場。個人的には今日1番印象に残ったのが山本さんの演奏。ハーモニカなどを用いた多彩な表現には感銘を受けました。言葉で説明できないのがもどかしいのですが、これはすごい。坂田さんのアルトにも感動。轟音の嵐の中に差し込む”ヤコブの梯子"のようなアルトの響きの何と美しいことか。

1stセット最後のセッションは、JUNKOさんの金切り声と坂田さんのクラリネットが絡み合い、そこに山本さんが色んなアプローチでぶつかっていくといった印象。すごくいい。

2ndは爆音、轟音、地獄絵図の約45分。あまりに音がデカいので坂田さん、JUNKOさんの演奏はほとんど聞こえず(苦笑)。坂田さんの絶叫が聴けなかったのは残念でしたが、大友・山本コンビの絶叫がくそカッコイイ。山本さんはベースもすんばらしかった。出ている音全部が塊のようになっている中で、ドラムとベースはよく響いていて、非常に効果的に聴こえました。

アンコールはJOJO・美川コンビで短めに。最後はJOJOさんがギターを最前列のテーブルの上に置き、コサカイさんの使っていた機材類を思いっきり叩きつけて終了。

全体的に前回より狂熱度は控えめだったような気もしますが、超楽しかった。やはり非常階段のエンターテインメント性はすごいですね。特にJOJOさんは観客を喜ばせることを強く意識して演奏されているように感じました。

 

実は6日は行きたいライブが他にもあって、かなり迷っていました。稲毛CandyではDans Les Arbresのツアー最終公演。なってるハウスでは大好きな渋さチビズ。そして何より、吉祥寺dzumiでのツワモノライブ(藤川義明、広瀬淳二、近藤直司、有本羅人、高橋保行、高岡大祐!!!)。ツワモノライブも是非とも行きたかったのですが、散々迷った挙句、「より聴ける機会が少ないのはJAZZ非の方だろう」と判断し、泣く泣く断念。どっちに行くのが良かったかは分かりませんが、まあJAZZ非は楽しかったので良しということにしておきましょう。ツワモノライブ、また企画して欲しいなあ(チラッチラッ。

 

≪関連動画≫


ノイズ電車 - フェスティバルFUKUSHIMA! 世界同時多発イベント - YouTube

 JAZZ非の動画は挙がってないっぽいのでこれを。動画の最後には、先日の秘宝感ライブに乱入し、アントニオ猪木としてタイガーサックスa.k.a.竹内直と激しいバトルを繰り広げた(?)あのお方が。ノイズつながり?