バール・フィリップス+ベースアンサンブル弦311 ”Live at Space Who”
すごいすごいすごい、これはすごすぎる。
バール・フィリップス+ベースアンサンブル弦311 ”Live at Space Who”
バール・フィリップス、斎藤徹、田嶋真佐雄、瀬尾高志、田辺和弘、パール・アレキサンダー(B)
巨匠バール・フィリップスと斎藤徹さん率いる5人組ベースアンサンブルの共演盤です。即興演奏が4曲収録されているのですが、これは度胆を抜かれました。素晴らしすぎる。誰が何をどうやって音を出しているのか、聴いているだけでは全然分からないのですが、色んな音がうねるように迫ってきます。時には管楽器的に響いたり、打楽器のように用いられたり、ベースという一つの楽器を用いてこんなにも豊潤な表現がなされるなんて驚きです。しかも、即興演奏と言っても頭でっかちでややこしいものではなく、たっぷりのユーモアまで含まれています。うーむ、恐るべし。
こういう作品が一般の流通に乗らないことが残念で仕方ありません。私は水道橋のFtarriというお店で購入したのですが、メンバーのHP等から購入することも可能なようです 。
http://plaza.rakuten.co.jp/anabiosisofjazz/diary/201301210000/?scid=we_blg_tw01(瀬尾さんのブログ)
さらに残念なことに、ベースアンサンブル弦311は6月のアメリカ公演をもって解散するとのこと。日本でのライブはあと2回、4月13日の相模原・常福寺と14日の東中野・ポレポレ坐だそうです。ぐぬぬ、どちらも行けない・・・。
後半なんだか宣伝ばかりになってしまいましたが(笑)、別にメンバーの方々と個人的なつながりがあるわけでもなく、音源を聴いてとにかく感動したのです。未聴・未見の方はぜひ。
≪関連動画≫
Tango Eclips in 3 movements 〜タンゴ・イクリプス3楽章〜 - YouTube