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たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

This Is Our Moosic

しばらく忙しかったので更新する余裕がありませんでしたが、その間もいろいろ聴いてはおりまして。

 

This Is Our Moosic

This Is Our Moosic

Peter Evans(Tp)、Kevin Shea(Dr)、Jon Irabagon(Sax)、Moppa Elliott(B) 

 

そんな中の1枚がこれ。かなり好きなトランぺッターであるピーター・エヴァンスの参加と、アホっぽいジャケに魅かれて購入。ジャケット・タイトルの元ネタであるオーネット・コールマン"This Is Our Music"は大好きなアルバムなのです。若き日のチャーリー・ヘイデンが超クールなジャケットもお気に入りで、iPhoneのロック画面にはこのジャケ写を設定しています。

で、本作ですが、ジャケットだけでなく、中身もすごくマジメにふざけていて素晴らしい。フリー、バップ、ニューオリンズからビリー・ジョエルまで、色んなものをごった煮にしたようなサウンドで、オーネットに直接似ているところはそれほどないように思いますが、根底にある明るさのようなものがオーネットへのリスペクトを感じさせます。内ジャケにも良い意味でアホな写真が満載なのですが、リーダー(Moppa Elliott)の手によるライナーにはオーネットへの熱い思いが記されていたりもします。

注目していたエヴァンスだけでなく、ジョン・イラバゴンもかなり良いです(3曲目、Fagundusでのソロの熱いこと!)。はちゃめちゃ具合が適度に異物感を加えているドラムもなかなか。曲は最後の曲(Allentown)以外オリジナルで、オーネットの曲をやっていないというのも面白いですね。普通このジャケだったら1曲くらいオーネットのカバーをやると思うんですが(笑)。驚くほどストレートに演奏されているAllentownも笑えるし、なおかつ感動的。いやー、これは良いアルバムですね。

 

 

余談ですが、 This Is Our Musicのパロディと言えば、こんな作品もありました。

THE REVOLUTION WILL NOT BE COMPUTERIZED

THE REVOLUTION WILL NOT BE COMPUTERIZED

ジャケはオーネット、タイトルはギル・スコットヘロン、中身はマイルス意識と、まあ色んな意味で菊地さんらしいアルバム。うるさ型のジャズオヤジ的な人たちは、こういうフェイク感を嫌いそうな気がします。「菊地成孔は好きだけど、ジャズとかあんま知らないです」みたいな層ってけっこういるように思うのですが、そういう人たちには元ネタとか関係なく受け入れられるんじゃないでしょうかね。「そういうお前はどうなんだ?」と聞かれると、うん、まあ、そんなに嫌いではないけど・・・、上の"This Is Our Moosic"の方が好きですね(笑)。

 

 ≪関連動画≫


Biggertown - Mostly Other People Do the Killing ...

公式にアップロードされていると思われる、7曲目のPV。ユーザーページに飛ぶとメールス出演時の映像なんかもあります。