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ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Kees Hazevoet / Han Bennink CALLING DOWN THE FLEVO SPIRIT

先日、「大友良英のJAMJAMラジオ」でハン・ベニンク特集をやっていたので。

 

Calling Down the Flevo Spirit

Calling Down the Flevo Spirit

Kees Hazevoet(piano, clarinet, trumpet, violin, accordion, percussion)、Han Bennink(drums, tenorsax, clarinet, trombone, violin, banjo, megaphone, noseflute, percussion)

 

フリージャズ、即興音楽界の巨人(文字通りデカい。2m以上あるとか)であるハン・ベニンクと、オランダのピアニスト・クラリネット奏者であるKees Hazevoet(読めない)のデュオ。録音は1978年。

Kees Hazevoetに関してはまったく知らず。この人について日本語で書かれたウェブサイトなども非常に少ないのですが、ブログで取り上げてる方がいらっしゃって、「80年代には音楽から身を引き、動物学者に転身」なんて記述もありました。興味ある人はググってみてください(そして情報をお持ちの方はコメントください・笑)。

 

そして本作の内容ですが、これがなかなかすごいです。非常にたくさんの楽器を操り(「操って」はいないか?)、恐ろしく自由な即興演奏を繰り広げています。雷鳴が轟くようなベニンクのドラムはもちろんすさまじいのですが、度胆を抜かれたのがテナー。ちょっと広瀬淳二さんを彷彿とさせるようなぶっ飛んだ音。5曲目でフィーチャーされるトロンボーンもすごくイイ。

私はユニオン高田馬場店でたまたま手に取ったのですが、どうやらCD化されたのは比較的最近(2010年)のようで、今のところ入手は容易みたいです。好事家の方はぜひ。おススメです。

 

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