たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Rahsaan Roland Kirk / (I, Eye, Aye) - Live At The Montreux Jazz Festival 1972

いまさらながら、安く入手できたので。

 

I, Eye, Aye: Live at Montreux

I, Eye, Aye: Live at Montreux

 

ローランド・カークの1972年モントルージャズフェスティバルでのライブを収めたアルバムです。映像はYouTubeで見たことがあるし、行きつけのジャズ喫茶で何度か聴いてはいたのですが、入手するタイミングがなかなかなく。

聴く前から分かっていたことではあるのですが、やっぱり素晴らしすぎる。カークに関してはどの時期も好きなのですが、この時期が一番好きですね。ひたすら前へ前へと突き進むVolunteered Slavery、胸にしみいるカッコーのセレナーデ、吼えまくるPedal Up・・・。なんという祝祭感。遊び心もたっぷり。喜びも、悲しみも、怒りも、愛も、全部を飲み込んでいるかのようなカークの世界に浸れます。ロン・バートンのピアノもそんなカーク・ワールドにばっちりハマっていて、とても良い。

ジャズを「リラックスして聴ける大人の夜の音楽」だとか、「お洒落な雰囲気を演出するBGM」だと思っている人たちに大音量で聴かせてやりたいなあ。

 

 

<関連動画>


Rahsaan Roland Kirk - Volunteered Slavery ...

終盤、なぜか椅子を執拗に壊すカーク。

 


Down Beat 1975 poll winners show Pedal Up - YouTube

マッコイ・タイナー(P)、スタンリー・クラーク(B)、レニー・ホワイト(Dr)という豪華なメンツ。しかもMCはクインシー・ジョーンズ

 


Jethro Tull: Serenade to a Cuckoo - YouTube

ロック少年だった頃に好きだったジェスロ・タルが「カッコーのセレナーデ」をカバーしています。うーん、正直この演奏はいまいち・・・。何か普通のオッサンバンドになってますね(笑)久々に『アクアラング』でも引っ張り出してこようかな。