たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

BRIGHT MOMENTS / Introducing BRIGHT MOMENTS

これは・・・すごい。

 

20130724203933

(画像は高岡さんのHPより拝借)

 

昨日ピットインへ板橋オケを観に行き、物販でBRIGHT MOMENTSの新譜(1stアルバム)を入手。板橋オケの方も素晴らしかったのですが(高岡さんのマイクを外しての猛ブロウ、しびれました。類家さんのソロも絶品)、この作品、めちゃくちゃすごいですよ。

BRIGHT MOMENTSは、高岡さんのHPの紹介文によると、

 

即興演奏を中心に東西で活動するテューバの高岡大祐と、トランペットとバスクラリネットの持ち替え奏者有本羅人、地元では独自の改造モバイルドラムキットで演奏する橋本達哉の三人で関西で活動するアコースティックバンド。通常の五線譜を使用しない文章や図形による作曲を中心に「演奏空間での音の響き」「即時性と楽器の可能性」に留意した作曲と即興を横断するような演奏スタイルを持つ。

 

とのこと。

この作品では録音にも色々と工夫が凝らされているそうで、曲によって音の”耳への入り方”が大きく異なっているように感じられ、実に刺激的です。微細な音の重なり合いに心を奪われ、全体的に音響を重視した作品なのかなと思って聴いていると、アルバム後半の曲ではある種のカタルシスというか、”フリージャズ的快楽”のようなものが訪れる瞬間もあったりして、めちゃくちゃツボ。

そして何より衝撃的だったのがドラム!初めて聴いたこの「橋本達哉」という方の演奏には完全にやられました。何なのこれ・・・。

とりあえず通して3回聴きましたが、聴くたびに新たな発見があるし、本当に素晴らしい。高岡さんの近作の中でも一番好きかも。主に関西で活動されているとのことですが、ぜひ一度生で体験したいですね(先日の「JAZZ ARTせんがわ」で東京でも演奏したそうなのですが、どうしても都合が付かず・・・)。