The Swallow Quintet / Into the Woodwork
DKVに興奮しつつ、こんなのも聴いていたりします。
Chris Cheek(Ts), Steve Cardenas(Gt), Carla Bley(Org), Steve Swallow(B), Jorge Rossy(Ds)
かつてチャーリー・ヘイデンとの作品や渋谷毅さんのカバーなどを通じてカーラ・ブレイにハマり、そのつながりでスティーブ・スワローも好きになりました。スワローがいた頃のアート・ファーマーのカルテットも結構好きだったりして、彼のことはゆるーく追いかけているのですが、そんなスワローの新作が6月に出ていました。
さっき軽く検索をかけてみたら、このアルバムについて書かれた日本語のページがすでにけっこうあるようなので(メインストリームのジャズファンにもいまだに人気があるっぽいですね)、今更それに付け加えて語ることもないのですが、とても良い作品だと思うのです。
アルバム全体が大きな組曲のようにつながっていて、多彩な表情を見せながら展開していきます。不穏な空気やどこかヘンな感じも交えつつも、品の良いさり気なさをもって心にすっと入ってきて、色んなところをじわじわと刺激してくるのが心地良い。時には大きな盛り上がりもあり、ぼーっと聴いていると感動させられてしまったりして。スワロー&ブレイの名コンビ、いまだ健在です。 他のメンバー3人も手練れ揃いですし、さすがのクオリティ。おすすめです。
≪関連動画≫
Steve Swallow Quintet Heineken Jazzaldia 2013 ...
このアルバムのメンバーでのライブ動画。
Carla's Christmas Carols: Ring Christmas Bells ...
近年のカーラの作品の中では、クリスマスキャロル集が印象深いです。
Carla Bley Band - Reactionary Tango [1981] - YouTube
ついでに約30年前の夫婦の姿も貼っておきましょう。この曲、渋谷毅オーケストラのレパートリーにもなっていて、かなり好きなのです。