トリオねじ×林栄一
あまりに忙しくてライブに行くどころかCDもまともに聴けていないのですが、ここ最近はこれを繰り返し聴いています。
加藤崇之(G)、かわいしのぶ(B)、藤掛正隆(Dr)、林栄一(As)
林さんのアルトが聴きたくて買ったのですが、このバンドめちゃくちゃ面白いです。私が無知なだけかもしれませんが、ジャズが何だとか即興がどうだとか、そういったカテゴライズを否定している音楽のように思います。何がどうしてこうなったのか分からない世界がどんどん展開していくのですが、その中で林さんのアルトは紛れもなく林さんのスタイルを貫きつつ、同時に柔軟に変化していく様にも感じられて不思議です。
そして特に素晴らしいのが加藤崇之さんの演奏。先日発売された「七つの扉」というソロも傑作でしたが、これまた「どうかしてる」としか思えません(もちろんけなしているのではなく、最大級の賛辞のつもりです)。ぶっ飛んでます。それが強力な3人と一緒に走り抜けていったり、絶妙なやり取りを交わしたりするんですから、たまらんですよこれは。
12月13日には入谷なってるハウスでレコ発があるらしく、ぜひとも行きたいのですが、論文提出締切前の時期なので厳しそうです。しばらくライブに行けなくて禁断症状が出かかってるので、何とか早めに論文を仕上げて、第1期blacksheepのラストライブとこのレコ発だけは行きたいのですが・・・。
これも同じ「フルデザインレコード」という藤掛正隆さんのレーベルから出ているのですが、このレーベル、良い意味で変わった音源をたくさん出していて面白いです。