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たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

2013年ベスト的なアレ

今年の締めくくりとして、2013年ベスト的なものを記録しておきたいと思います。順位や優劣をつけるのではなく、特に印象に残ったものを挙げるという感じで。

 

 

≪2013年発売アルバム5選≫

・BRIGHT MOMENTS / Introducing BRIGHT MOMENTS

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BRIGHT MOMENTS:高岡大祐(Tuba)、有本羅人(Tp)、橋本達哉(Dr)

 

今年は高岡大祐さんの作品を良く聴きました。15人の管楽器奏者のソロ集である『solos vol.2 "BLOW"』、アルトサックスの徳永将豪さんとの『Duo / Solo』も素晴らしかったのですが、一番ハマったのがこのBRIGHT MOMENTS。曲によってマイクの位置を変えるなど、録音方法を作曲に取り込むアイディアの面白さ、各プレーヤーの演奏の素晴らしさ、たまらんですよ。特に初聴だった橋本達哉さんのドラムにはぶったまげました。

 

 

・blacksheep / ∞-メビウス-

∞-メビウス-

∞-メビウス-

 

blacksheep:吉田隆一(Bs)、スガダイロー(Pf)、後藤篤(Tb)

 

私が今年もっともライブを観た演奏家は、たぶん吉田隆一さんだと思います。色んなバンド、セッションで演奏を楽しませてもらいましたが、そんな 吉田さんのSF愛が詰まったこの『∞-メビウス-』、第一期blacksheepの集大成と言えるでしょう。単なる「SFトリビュート」ではなく、「音でSFする」傑作。後藤篤さんの脱退は寂しいですが、第2期blacksheepにも期待しています。

 

 

・DKV + GUSTAFFSON NILSSEN-LOVE PUPILLO / SCHL8HOF 

Schl8hof

Schl8hof

 

Ken Vandermark(Ts)、Mats Gustafsson(Bs, Ts)、Kent Kessler(B)、Massimo Pupillo(B)、Hamid Drake(Dr)、Paal Nilssen-Love(Dr) 

 

新譜・旧譜あわせれば、ヴァンダーマーク関連作が一番多く買ったものですね。新譜ではジョー・マクフィーの曲を再構築した『Impressions of Po Music』も良かったのですが、やはりこのDKV+PNGは強力でした。ヴァンダーマークここにありという猛烈なプレイが炸裂。また生で観たいなあ・・・。一刻も早い再来日を強く願っています。

 

 

Carla Bley / Trios

Trios

Trios

 

 Carla Bley(Pf)、Andy Sheppard(Ts、Ss)、Steve Swallow(B)

 

カーラ・ブレイも本当に良く聴きました。特にこのアルバム収録の「Wild Life」という曲の静かな昂揚感がツボ。老いてなお現役感があるというか、良い感じに枯れてもいて素晴らしいと思うのですが、来日の予定はないんでしょうかね?メインストリームのジャズファンの人たちにも未だに人気があるようだし、何とかならないかなあと思っています。

 

 

・Barre Phillips + Bass Ensemble GEN 311 / Live at Space Who

Barre Philipps、斎藤徹、田辺和弘、田嶋真佐雄、瀬尾高志、パール・アレキサンダー(B)

 

コントラバス6本による即興演奏ですが、これには本当に度胆を抜かれました。大きく流れ、揺らぎ、震え、飛び跳ねる音の数々。たっぷりのユーモア。とんでもないアンサンブルです。すでに解散してしまい、生の演奏に一度も接することができなかったのが本当に残念です。

 

 

<総括>

そんなに新譜をたくさん買ったわけではないのですが、今年も面白い音楽にたくさん触れられて満足した1年でした。レーベル・演奏家の被りを避けること以外にはあまり深く考えずにチョイスした結果、図らずも半分以上が日本の演奏家の作品になりましたね。

ここで取り上げなかったものも含め、いまの東京の音楽事情は本当に充実しているなと思います。セシル・テイラー、ジョー・マクフィー、ジョン・ブッチャー、ザ・シングなどの海外の大物のライブも堪能しましたが、個人的にそれらに引けを取らないと思うライブが日々あちこちで行われているわけで、これはよく考えるとすごいことだなあと。

今日この後も、新宿ピットインのカウントダウンライブ行ってきます。どうやらオルケスタ・リブレでスガダイローさんと大友良英の共演が見られるようで、めちゃくちゃ楽しみ。宇宙一好きなバンドである渋谷毅オーケストラ、明け方近い時間に大暴れする板橋文夫グループなど、お馴染みの出演陣にも期待してます。

 

 

何はともあれ、この辺境のブログを読んでくださった方、どうもありがとうございました。来年も細々と続けていこうと思っていますので、よろしくお願いいたします。それでは皆さま、良いお年を。

 

 


Eric Dolphy - God Bless the Child - YouTube

1年の最後はドルフィーで。祝福がありますように。