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たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

AKODE+坂田明@六本木スーパーデラックス

期待以上。

 

2014年1月21日(火)AKODE+坂田明@六本木スーパーデラックス

AKODE:Alan Wilkinson(Bs, As, Vo)、Kim Johannesen(Gt)、Ola Høyer(B)、Dag Erik Knedal Andersen(Dr)

ゲスト:坂田明(As, Cl, Vo)

 

(もう日付変わりましたが)今夜は六本木のスーパーデラックスに「英国フリー系サックスの重鎮」アラン・ウィルキンソンのグループを観に行きました。ちなみに、アケタの店では原田依幸グループ、新宿ピットインは本田珠也セッション(近藤等則灰野敬二ナスノミツル!)、なってるハウスで吉田隆一・石田幹雄石渡明廣の「とつとつ」、柏ナーディスで藤原大輔坪口昌恭デュオと、行きたいライブがてんこ盛りだったのですが、アラン・ウィルキンソンは死ぬまでに生で観ておきたいミュージシャンの一人でしたので、他は泣く泣く諦めました。。。

 

1stセットはゲストを入れず、AKODEのみでの演奏でした。2曲やって、アラン・ウィルキンソンは1曲目ではバリトン、2曲目ではアルトをプレイ。声を混ぜたり、ベルを太ももに押し当てながら吹いたり、多彩な技を織り交ぜながらしっかりとソロを組み立てていきます(こうしたスタイルから、特にアルトの時にジョン・ブッチャーを想起させられました)。出ている音は強烈・凶悪でありつつ、きちんとコントロールされているという印象。それがギター、ベース、ドラムの3人と一緒にぐんぐん盛り上がっていき、ある瞬間にダムが決壊するかのようにブチ切れました!うひゃー、気持ちいい!思わず口元がほころぶフリージャズ的快楽の嵐。これはたまらん。初めて聴いたギターのKim Johannesen(読めない)という方のサウンドも良いアクセントになっててグッド。

 

2ndセットは坂田明さんが参加し、50分くらいで1本。坂田&ウィルキンソンのアルトデュオで始まって、交互に楽器を変えながらソロを回していき、最後は再び二人ともアルトで。このセットでは、アラン・ウィルキンソンが猛烈にアルトを吹き倒しているところに坂田さんがクラリネット循環呼吸で入ってきたところにしびれました。カッコイイ。あまりにカッコイイ。坂田さんのボイス(「マサイ族の村の奥からゾウが来る」とか何とか唸っていましたが、よく分からず・笑)など、濃密すぎる「坂田ワールド」が展開されてAKODEの影が薄れるところも多少ありましたが、最後の五人一丸となって突き進むところは素晴らしかった。どんどん「スピード感」を上げていく二人のアルトのブチ切れっぷりはたまらなかったし、このセットでは比較的おとなしかったギターも最後はギアをガンガン上げて盛り上げていました。

 

正直に言って、観に行く前は「また坂田さんとのセッションか。坂田さん大好きだけど、マクフィーとかヴァンダーマークとか、この手のミュージシャンが来日するたびに坂田さんとのセッションばっかりなのは何だかなあ・・・」と思ってましたし、1stセットが終わった時点で、「ここに藤原大輔さんとか立花秀輝さん、吉田隆一さんあたりが入ったら面白いんじゃないだろうか」なんて妄想してたりもしたのですが、やっぱり坂田さんとアラン・ウィルキンソンの共演を観られて良かったなと。2ndセットでゲストが入ったとは言え、1stセットはAKODEのみでの演奏を観れましたし、大満足でした。

不満があるとしたら、物販の品揃えが悪かった(ツアー終了間際なので、ほとんど売れちゃってた?)ことと、客が少なかったことくらいでしょうか。平日とは言え、もっと入ってても良いのではないかといらぬ心配をするほど客が少なかったですね。アラン・ウィルキンソン、日本ではイマイチ知名度が低いのかなあ・・・。作品も日本の流通にはあまり乗っていないし。

 

私が行ったマッツ・グスタフソン、ヴァンダーマーク、ブロッツマン、ジョン・ブッチャーあたりの来日公演はどれも満席だったので、アラン・ウィルキンソンが好きになりそうな人たち(潜在的ファン)は相当いると思うのです。明日は稲毛キャンディでツアー最終日。フリージャズファンはぜひとも行っておいた方が良いと思いますよ。おススメです。

 

 

<関連動画など>

 

 

Obliquity

Obliquity

 

AKODEとは印象が異なりますが、このトリオもカッコイイ。