たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

渋さチビズ@ピットイン

もう丸一日経ってしまいましたが、一応記録のために簡潔に。

 

2014年2月1日(土)渋さチビズ@新宿ピットイン

不破大輔(B)、山口コーイチ(Pf)、立花秀輝(As)、磯部潤(Dr)、辰巳光英(Tp、Cell Phone?)

ゲスト:さや(Vo)、植野隆司(Gt、Vo)、南加絵(舞踏)

 

渋さ知らズは昨年末に活動の縮小(定期的に行われていたジャズ系のライブハウスでの公演の休止)を発表しており、ピットインで二か月に一度行われていたライブも無くなると思っていたのですが、二月は小編成の「渋さチビズ」でのライブが行われました。ゲストにテニスコーツの二人と、事前に予告はありませんでしたが舞踏の南加絵さんが参加。

ピットインで小編成の渋さを観るのは初めてでしたが(いつもなってるハウスとか荻窪ベルサンなので)、一部はいつも通り「行方知れズ」を1時間ほど。やっぱりカッコイイ。辰巳光英さんはトランペットに加え、スマホのアプリでギターを弾いてました。去年の年末江古田バディでも弾いてましたが、とても面白い。

二部はテニスコーツが加わり、彼らの「バイババビンバ」「違相」「嗚咽と歓喜の名乗り歌」など4~5曲くらい演奏。初めはボーカルさやさんの声があまりに繊細かつ(音量的に)微弱でいまいち心に入って来なかったのですが、途中からだんだん気持ち良くなりました。ここでは渋さチビズの面々それぞれの歌伴のセンスの良さが光ります。いつもの渋さではアグレッシブな演奏のイメージが強い立花秀輝さんの、歌に寄り添うようなアルトがとても良い。その後、「ひこうき」をやってテニスコーツは退場。南加絵さんも加わりつつ「ダストソング」「エエジャナイカ」をやって終了。

全体を通して一番印象に残ったのは磯部潤さんのドラムでした。いつにもまして鬼神のように猛烈に叩きまくっていましたが、歯切れ良くさわやかでとても気持ち良かった。

 

25周年を迎えた渋さですが、今後はイベント事とかフェスでの演奏が中心になるそうなので、もう観に行く機会もほとんど無くなるかなと思っています。隔月のピットインでの公演はずっと楽しんできたので、無くなると寂しいですね。ピットインでの演奏はグダグダになることもけっこうあったりしたのですが、その中でちょこちょこ起きる奇跡のような瞬間がたまらなく好きでした。またどこかで渋さのああいう演奏を観られれば良いのですが・・・。

 

 

<関連動画など>


渋さチビズ 渋さ4 @荻窪ベルベットサン - YouTube

ベルサンでやっていた頃。ピアノはスガダイローさん。

 


Tenniscoats テニスコーツ - Baibaba Bimba - A Take Away ...

このPVほんとに素晴らしい。

 

タンタン・テラピー

タンタン・テラピー

 

テニスコーツスウェーデンのTapeの共作。Tapeのリーダーであるヨハン・バットリングは、マッツ・グスタフソンのFIRE!などでも活躍しています。

完全に余談ですが、2013年に観た一番酷かったライブは、このヨハン・バットリングのNacka Forumのライブ。酔っ払いのグダグダセッションでした。期待していただけに落胆も大きく・・・。