年末年始の収穫消化シリーズ 最終回
最近くっそ忙しいので更新をサボっていましたが、恐ろしいことにそろそろ3月になってしまうので、年末年始の収穫紹介を締めくくっておこうかと。
敬愛するヴァンダーマークの旧譜を入手しました。ベースはバリー・ガイ、ドラムはマーク・サンダースという豪華なメンツによる二枚組ライブ。「このメンツならこうなるだろう」という事前の予想に期待通り応えている部分と、いい意味で裏切っている部分と、要はまあ最高っちゅうことですよ。2枚目1曲目の中盤など、「どうかしてるぜ!!」と叫びたくなるほどカッコイイ。
Ken Vandermark, Barry Guy,Mark Sanders ...
ヴァンダーマークはサックスだけじゃなく、クラリネットも良いんですよねえ。
- アーティスト: First Meeting,ケリー・チュルコ(g),山本達久(ds),田村夏樹(tp),藤井郷子(p)
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2010/01/23
- メディア: CD
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藤井・田村夫妻関連も何枚か買いまして、特に面白かったのがこれ。アルバム通してずっとイイと感じるわけではないのですが、 4人がアグレッシブに攻める場面はやぱりアガりますし、色んなところを刺激されて面白いです。しっかし山本達久さんのドラムは本当にイイ。
この盤のメンツでの動画は見当たらなかったんですが、適当にググったらこんな動画が。
余談ですが、先日新宿ピットインに藤井オケを観に行った際に、ライブ中のMCで藤井さんが「ヨーロッパでバリー・ガイと仲良くなって、バリー・ガイほか4名の海外ミュージシャンと日本の藤井オケで一緒に演奏する計画があった」とおっしゃっていて、 とてもびっくりしました(客席最前列にいたのですが、思わず「うおっ」とか声を漏らしてしまいましたw)。すでに譜面も送っていたそうですが、残念ながら日本の助成金が下りなかったためにポシャったそうです。
ああ、バリー・ガイ見たかったなあ。。。北欧のミュージシャンが助成金取って日本に来るというのはよく聞く話ですが、日本はそういう文化助成みたいなものが充実してないんでしょうかね?通るとしてもヘルシーなもの(「文化庁推薦映画」みたいな”健全”な感じ)だけとか、そういうことがありそうな気がしますが。
さらに余談ですが、同じMCの中で、「日本のミュージシャンがいかにエキセントリックで面白い人が多いか」ということを藤井さんが熱く語っていたのが印象的でした。海外より日本の情報に接する機会の方が多いからか、個人的に非常に共感しました。失礼な言い方になってしまいますが、世界にはたとえば「スイスの泉邦宏」みたいな人もいるのかもしれません。情報が入って来ない(私が見つけてない)だけで。ヘルシーなものだけでなく、前衛的なもの、辺境のものにも国や公的機関がお金を出したら何か面白い展開があるのかもしれませんね。もちろん善し悪しあると思いますし、税金は間違いなく高くなるでしょうが。