山下洋輔×スガダイロー
アヴァンギャルドで、ポップで。
- アーティスト: 山下洋輔?スガダイロー,山下洋輔,スガダイロー
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2014/07/02
- メディア: CD
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「山下洋輔 x スガダイロー/Chiasma」CM動画(7/2発売) - YouTube
今日の「題名のない音楽会」にも出演していた、山下洋輔さんとスガダイローさんの新譜を聴きました。
スガダイローさんは大学時代に山下さんに師事しただけでなく、「山下洋輔」というオリジナル曲を作ったり、歴代の山下トリオのメンバーと共演を重ねる「山下洋輔トリオ狩り」を行うなど、山下さんに多大な影響を受けてきたことを公言しています。「題名のない音楽会」でも師弟の関係性萌え爆発といった感じのやり取りにニヤニヤさせられましたが、そういった文脈を抜きにしてもこれはカッコイイ。頭をからっぽにして身を委ねているだけで気持ちいいし、ハーモニーやリズムに関する2人の感覚・個性の違いも見えて面白いです。
今朝の「題名のない音楽会」、「巨匠から若手へ」というシリーズの一環だったらしく、スガダイローさんが「若手」と紹介されていて、「40歳で若手って自民党か!」と思わず突っ込んでしまいましたが、こちらも面白かった。特に、先日出ていた大友良英さんとの紹介のされ方の違いが興味深いと思いました。大友さんはある種の「異物」として紹介されていて、司会の佐渡裕さんもそれに即した立ち回りをしていましたが、山下さんはクラシックに近い側の人として扱われていたような印象。
ポピュラリティやタレント性、スター性みたいな部分でも、ダイローさんは山下さんに通じる部分があると以前から思っていたのですが、今回のテレビ出演を観てその思いが深まりました。今後、ますます縦横無尽に暴れまわってくれることを楽しみにしています。
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「山下洋輔×スガダイロー」の最後に収録されているのがこの曲。み、みなさん若い…。林栄一さん、やはり素晴らしい。菊地さんのカーブドソプラノもカッコイイ。
今日の「題名のない音楽会」には坂田明さんも出ていましたが、坂田さんとダイローさんの相性は抜群にイイと思っています。これはカッコイイ。めちゃくちゃカッコイイ。