たぶん思ったことあんまりまちがってない

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The Music of Norman Howard by Mats gustafsson

ケン・ヴァンダーマークの来日公演が迫っていますが、先月注文したボックスセットはまだ届かず・・・。「15ドルも送料払わなくてもライブの物販で買えば良かったのでは」という疑念も出てきました(来日公演のフライヤーに、物販でボックスセットを販売するという記載が)。

それはさておき、最近こんなヴァンダーマーク参加作を入手しました。

 

 

『The Music of Norman Howard by Mats gustafsson』

Mats Gustafsson(As, Ts), Ken Vandermark(Cl, Bcl, Ts, Bs), Jeb Bishop(Tb), Kjell Nordeson(Vib), Ingebright Håker Flaten(B), Paal Nilssen-Love(Dr)

 

 

2001年録音で、ケン・ヴァンダーマークのバンドSchool Daysと、マッツ・グスタフソンのバンド「The Thing」の合体ユニットによるスタジオ盤です。と言っても、ベースとドラムは被っているので、事実上は「Mats Gustafsson+School Daysという感じですね。

A面とB面で2曲ずつ、計4曲演奏しています。取り上げているのは「Norman Howard」という人の曲。購入したときは愛すべきアルトサックス奏者「Noah Howard」と勘違いしていたのですが、別人でした。全然知らなかったのですが、ESPから1枚だけ出しているトランペット奏者のようです。

A面は「"The Thing" with Guest」、B面は「"School Days" with Mats Gustafsson」と書いてありますが、参加メンバーは同じ。初めて聴いたノーマン・ハワードの曲、シンプルでなかなかイイです。ヴァンダーマークやマッツのソロはキレッキレで、リズムセクションはまさに鉄壁。A面1曲目後半、B面2曲目などの全員で暴れまわるシーンでは血が滾り、血中フリージャズ濃度がグングンあがります。

マッツやヴァンダーマークの"フリージャズ・クラシックもの”は総じてハイ・クオリティだと思います。ヴァンダーマークとThe Thingのコラボ作という点では「Immediate Sound」を推しますが、本作も結構好きですね。いやー、ヴァンダーマークの来日ほんと楽しみ。

 

 

<関連動画など>


Norman Howard & Joe Phillips - Bug Out - YouTube

ノーマン・ハワードの唯一のリーダー作らしいです。こういうのは基本的に好物。

 

 


The Thing & Ken Vandermark - Music Unlimited ...

The Thing & Ken Vandermarkの最近のライブ映像。ツインバリトン!!クッソカッコイイです。マジで。日本でもやってくれないかなあ・・・。

 

 

Immediate Sound

Immediate Sound

 

 これはすごいですよ。大傑作。