たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

マル・ウォルドロンとスティーブ・レイシーのデュオ2枚

大興奮のKV&PNL来日公演から10日も経ってしまいました。この間、40度近い高熱を出して数日ぶっ倒れたり、PCがクラッシュしたりで当ブログの更新が滞っていたのですが、最近はこんなものにハマっています。

 

 

Sempre Amore

Sempre Amore

 
Hot House

Hot House

 

 

 

 高熱で寝込んでいたときは頭が割れるように痛く、音楽を聴くどころではありませんでした。病み上がりもしばらくは爆音で音楽を聴く気にはなれず…。

そこで手に取ったのが、ちょっと前に購入したマル・ウォルドロン(P)とスティーブ・レイシー(Ss)のデュオ。これが実に素晴らしいのです。1枚目はエリントン集で、2枚目はジャズメン・スタンダードに2人のオリジナルを混ぜたもの。選曲がめちゃくちゃ渋いです。特にエリントン集の方がたまりません。「Johnny Came Lately」とか、「Azure」とか、本当にイイところを突いてきます。

マルのピアノ、これまで熱心に追いかけてはいなかったのですが、最近改めて見直しています。モンク・フォロワーでありつつ、キラリと光る個性を確立した素晴らしい演奏家ではないかと。ドルフィーのファイブスポットも、今聴くとマル抜きでは考えられないサウンドであるように思います。レイシーとのデュオは少なくとも5~6枚は出ているっぽいので、ひそかに追いかけていくつもりです。

 


Steve Lacy & Mal Waldron duo - YouTube

海賊録音?音質は悪いけど、演奏内容はイイ感じです。

 

Mal Waldron & Steve Lacy "Mistral Breeze" (M ...

途中で切れちゃってますが、ライブ映像が。