たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Richard Davis / As One

この人も、ジャック・デジョネットマタナ・ロバーツと同じくシカゴ出身。

 

 

Richard Davis(B), Jill McManus(P)

 

 

1975年のライブ録音で、リチャード・デイヴィスジル・マクマナスなるピアニストのデュオ。このピアノの人はまったく知らなかったので少しググってみたんですが、84年にマーク・ジョンソン、ビリー・ハート、デイブ・リーブマン、トム・ハレルetc.という妙に豪華な(?)メンツを迎えたリーダー作を出している以外は、特に目立った活動はしていないようです。

内容的には、選曲にも尖ったところはなく(Blue Bossa, All Blues, Blue Monk, Speak Lowとスタンダードが続き、最後に1曲だけベースソロ曲)、きわめてリラックスした演奏です。しかも、演奏者だけでなく、観客もリラックスしている様子が合間の歓声などから伝わってきます。

リチャード・デイヴィスと言えば、60年代のドルフィーエルヴィンアンドリュー・ヒルらとの演奏の印象(=ヘヴィなサウンド)しかなかったのですが、本作は何というか「フツーのジャズ」ですね。しかし、このまったり具合は悪くありません。肩の力を抜いてぼーっと聴いていても、所々にリチャード・デイヴィスの非凡さが顔を出すのが割とイイ感じのバランスかも。

 

 


NEA Jazz Masters: Interview with Richard Davis ...

最近のインタビュー映像。

 


Eric Dolphy - Alone Together - YouTube

1~2年前に『Muses』ってのがありましたが、ドルフィーとのデュオの発掘音源がまた出てこないかなあ…。