フェダイン@国立NO TRUNKS
3人での演奏は14~15年ぶりとのこと。
2015年4月26日 フェダイン@国立NO TRUNKS
川下直広(Ts, Harmonica), 不破大輔(B), 大沼志朗(Dr)
2000年に解散したバンド、フェダインのライブに行ってきました。川下さんがMCで「最初で最後」と言っていたので、たぶん一夜限りの再結成。私がジャズを聴き始めたのは2005年頃なので、生で観るのは当然初めてです。
傑作『LIVE 1991』などから、ぐつぐつと沸き立つマグマのようなエネルギーの奔流、ただただ熱い演奏というのをイメージしていたら、意外とそうでもなく。もちろん熱気を帯びる場面もありましたが、むしろ印象に残ったのは川下さんの音色と"歌”の素晴らしさでした。独特のスモーキーなトーンでテナーを上下に振りながら歌いまくる姿には、カークやアイラーを彷彿とさせられました(後半で「ゴースト」も)。「海」や「ナポリタン」、「フワルンバ」といったオリジナルだけでなく、「愛の賛歌」や「ケセラセラ」も飛び出し、やはり川下さんの歌ものは最高だなと。
不破さんの地を這うようなベースも心地よく、ほんとうに多幸感に満ちたライブでした。ここ1~2年くらい川下トリオのライブに行っていなかったのですが、また行きたくなりましたね。
Fedayien [DA VA DA VA DA BA] at Moers NewJazz ...
- アーティスト: フェダイン Fedayien
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不破さんのベース、かなり好きなんですよね。こういうベースが前面に出たもの(できればデュオ)の新作を聴きたいと常々思っているのですが…。