たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Ingebrigt Håker Flaten Chicago Sextet / Live at Jazz Festival Saalfelden 2011

こちらも数年前に出たLP。

 

 

Ingebrigt Håker Flaten(B, Electronics), Jeff Parker(Gt, Pedals), Dave Rempis(As, Bs), Ola Kvernberg(Vn), Jason Adasiewicz(Vib), Frank Rosaly(Dr)

 

 

敬愛するベーシスト、フラーテンのシカゴ・セクステットのライブ盤。LPが350枚限定で、DL販売もしています。LPにはbandcampのDLコードが付いているはずなんですが、なぜか私が買ったものには付いておらず。ユニオンで未開封のものを買ったんですが…。

このグループの『The Year of the Boar』というアルバムがめちゃくちゃ好きで、同一メンバーのライブ盤である本作も期待して購入したんですが、最初に聴いたときは「うーん、やや地味で物足りないかな…」という印象で、しばらく放置していました。で、最近1~2か月ぶりに引っ張り出して聴いてみたら、これはこれでありかなと思うように。曲はほとんど『The Year of the Boar』に収録されているものの別バージョンといった感じなんですが、テンションはやや控えめ。その分、各自のソロよりはバンド全体の「響き」に重点を置いた仕上がりになっているように思います。

そもそも、ジェフ・パーカーJason Adasiewicz(読めない)の起用自体にそういう意図があるのではないかと。フラーテンという人は、パワフルで過激なプレイの印象も強いのですが、繊細に響きをコントロールすることにも長けていると思います(新宿ピットインでThe Thingのライブを観たときも、エレベのコントロールが絶妙で感嘆しました)。そうした彼の資質はホーコン・コーンスタとの傑作デュオなどで存分に味わうことができますが、それがバンドレベルではこういう現れ方をするのだなと興味深く聴きました。

 

 

 

 

 

Year of the Boar

Year of the Boar

 

 

Elise

Elise

  • アーティスト: Ingebrigt Flaten,Hakon Kornstad
  • 出版社/メーカー: Compunctio
  • 発売日: 2010/03/15
  • メディア: CD
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