たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Tony Malaby's Tamarindo Live

しばらく論文の締切に追われてブログを放置してしまっていましたが、何とか生きています。新譜を買ったりライブに行ったりということもなかなかできず…。とりあえず、生存報告を兼ねて旧譜を紹介してみます。

 

 

Tamarindo-Live-Feat. Wadada Leo Smith

Tamarindo-Live-Feat. Wadada Leo Smith

 

Tony Malaby(Ts, Ss), Wadada Leo Smith(Tp), William Parker(B), Nasheet Waits(Dr)

 

 

多方面で活躍するトニー・マラビーのグループのライブ盤です。2010年録音で、ゲストにワダダ・レオ・スミスが。 マラビーの演奏は色んなところ(モチアンヘイデンのバンド、藤井郷子オケNYなどなど)で耳にしているんですが、何気にリーダー作をまともに聴くのは初めてでした。

これがなかなか面白いです。マラビーはテナーの太く独特な音色もイイですが、やや変態チックなソプラノにより惹かれました。ロスコー・ミッチェルほど幻惑される感じはないんですが、これはこれでどうかしてると思わされる場面が。ウィリアム・パーカーのベースもやはり素晴らしい。かなりヘヴィなのにグイグイ引っ張っていく推進力があります。レオ・スミスはいなくても……と最初思いましたが、ソロ以外の部分で良い仕事をしていたり。

音質がイマイチなのが惜しいですが、本作のお蔭で(?)マラビーの他のリーダー作にも興味が出てきました。チューバが入っているやつとか面白そうなので、機会があれば聴いてみようと思います。

 

 

<参考動画>


Tony Malaby's TAMARINDO - YouTube

 

 

余談ですが、ベースのウィリアム・パーカーは今年の7月に来日予定です。しかもエヴァン・パーカーとの共演!「郡上八幡音楽祭2015」というイベントで、京都、岐阜、東京を回るそうです。私は東京公演のチケットを購入済みで(当方博士課程在学中の院生なんですが、学割で安く買えたのがうれしい)、めちゃくちゃ楽しみにしています。