読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Evan Parker Electro Acoustic Septet / Seven

Evan Parker

何とも恐ろしいメンツを集めたもんです。

 

 

Electroacoustic Septet Seven

Electroacoustic Septet Seven

 

Evan Parker(Ss), Peter Evans(Tp), Okkyung Lee(Vc), George Lewis(Electronics, Tb), Ikue Mori(Electronics), Sam Pluta(Electronics), Ned Rothenberg(Bcl, Cl, 尺八)

 

 

御茶ノ水ディスクユニオン泉邦宏『きけとりさんのこえ』を買いに行った時に目に入ってしまったのが運の尽き。「最近出費多いし節約せねば」とか思っていたのもどこへやら、このメンツを見て手に取らないわけにはいきませんでした。若手のピーター・エヴァンスから重鎮ジョージ・ルイスまで、一癖も二癖もある人ばかり。

 

まずはこちらの動画をどうぞ。

 

Roulette TV: EVAN PARKER from Roulette Intermedium on Vimeo.

 

うーむ、カッコイイ。

この手の集団即興ものって、「せーのっ」でギャーギャー吠えまくるタイプのものは別として(そういうのも大好物ですが)、「なんでこの人数でやっているのか」が分からなくなるものが結構あると思います。先日、某海外ミュージシャン2名と日本人の即興演奏家2名が共演するライブを観に行ったんですが、途中で「なんだ、各自好きなことやってるだけじゃねーか」って思って退屈してしまったことがありました。それぞれの音は好きだし、彼らのリーダー作・参加作で愛聴している音源もたくさんあるにもかかわらず、です。その時、「この手のインプロセッション的なものは、何かしら枠付けしない限り、4人以上になるとキツいのでは」とか思ったんですよね。

その点、この七人編成の演奏は、それぞれの個性を強烈に発揮し、多彩に展開しながらも、うまいこと1つのうねりを作り上げているように感じました。そして、その中からエヴァンのソプラノが立ち上ってくる時の気持ち良さと言ったら!ロスコー・ミッチェルとの大編成での共演作を聴いたときにも思いましたが、こういうのはやっぱり好きだなあ。

 

本作のジャケット内側には、"My art of composition consists in choosing the right people and these are the right people"というエヴァンの言葉が。エレクトロニクスは誰が何やってんだかさっぱり分かりませんが(笑)、近年エヴァンが共演を重ねているオッキュン・リーやピーター・エヴァンスは本当に上手いことハマってると思います。エヴァンは来年の4月にも来日するようですが、いつか彼らを連れてきて欲しいと強く願っています。