新・猫集会
新しい地平に向かっている予感。
2013年2月18日林栄一ガトスミーティング@新宿ピットイン
林栄一(As)、吉田隆一(Bs)、後藤篤(Tb)、ネパール(Tp)、岩見継吾(B)、池澤龍作(Dr)
ゲスト:石渡明廣(Gt) 飛び入りゲスト:土生裕(Per)
<1st>
Better Get Hit In Your Soul(チャールズ・ミンガス)
森の人(林栄一)
Grand Open(後藤篤)
<2nd>
Inside Of The Earth(林栄一)
十三夜(吉田隆一)
ナーダム(林栄一)
Brother (林栄一)
※後藤曲、吉田曲のタイトルは正確ではないかも。吉田さんのMCで聞こえたとおりに書いていますので、表記等違ったらすみません。
初っ端から驚きました。今まで少なくとも5~6回はガトスのライブに行っていますが、林さんの曲以外が演奏されたのを聴いたのは初めてだったと思います。しかも大好きなミンガスの曲!1stセットの最後では後藤さんの曲も。たぶん後藤カルテットで聴いたことのある曲だと思うのですが、テーマが超カッコイイ。2ndセットの吉田さんの曲も面白い。ちょっとJohn Surmanの「Premonition」を連想したり。この二人の作曲はblacksheepなどでも聴くことができますが、本当に素晴らしい。
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選曲だけでなく、メンバーの変更によって全体のサウンドが大きく変わったという印象でした。いままではツインベース、ツインドラム、社長のノイズギターなどがカオスを生み出し、そこにネパールさんのトランペットが空間を切り裂くように入ってきたり、林さんの異次元アルトが響いたりするところがこのバンドの醍醐味だと思っていたのですが、ベースとドラムが減ったことで全体のサウンドはかなりまとまった感じがありました。以前のガトスの奔放っぷり、カオス感は後退しており、一聴した印象はだいぶ変わったと思います。「良くなった」「悪くなった」とは言い切れず、どちらもそれぞれ良さがあるとしか言えないですね。
やはり石渡さんの参加は全体のサウンドへの影響が大きかったと思います。石渡さんはゲストとして紹介されていて、社長は脱退したと風の噂に聞いているのですが、今後はどうなるのか気になっています。どちらも非常に個性的なギタリストですので、ギターの変更で受ける印象はガラっと変わっていました。
何はともあれ、めちゃくちゃ楽しかった。今までとは別の地平に向かっている感のあるガトス、今後どうなっていくのか楽しみです。
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