たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

命日

今日は、私のジャズファン人生に最大の影響を与えた音楽家である、エリック・ドルフィーの命日です。

 

以前にも書いたのですが、高校生の頃ドルフィーの「ファイブ・スポット」に出会わなければ、ジャズファンにはなっていなかったと思います。さらに言えば、ドルフィーを通してミンガスに出会い、ミンガスからローランド・カーク、ジョージ・アダムス、ブッカー・アーヴィン、ドン・ピューレン、ハミエット・ブルーイット、ジャッキー・バイアードなどの愛すべきミュージシャンたちの存在を知ったのです。


Eric Dolphy and Charles Mingus - Live in Oslo ...

ミンガスバンドのドルフィー

 

そんなわけで、追悼の意を込めて、ここ数日ドルフィーの音源を色々と聴き返していました。それで改めて思うのですが、やっぱりどうかしてますね、この人。ドルフィーはフリージャズの人と言うよりは、やはりパーカーのフォロワーなんだと思うのですが、それがどうして(例えばフィル・ウッズのような方向ではなくて)こうなったのか。まさに唯一無二でしょう。

そして、ドルフィーの影響を受けたというか、ドルフィーにやられてしまったミュージシャンって相当いると思いますが、パーカーっぽいアルトやエヴァンスっぽいピアノが星の数ほどいるのに対して、直接的にドルフィーっぽい演奏ってあんまり聴かない気がします。ある種の”存在感”とか色々考えれば、私の中で一番ドルフィーを感じるのは林栄一さんかなあ。


土神(スガダイロー、林栄一、本田珠也) LIVE 2013.3.16 山形市 瑳蔵~3 - YouTube

来週ピットインに観に行きます。楽しみ。

 

何はともあれ、ドルフィーに心からの敬意と感謝を。私の人生をいい感じに狂わせてくれて、本当にありがとう。大好きです。


Eric Dolphy - God Bless the Child - YouTube