John Coltrane / Coltrane Time
いわゆる「名盤」ではないと思うのですが、決して嫌いにはなれないし、何とも不思議な作品です。
- アーティスト: John Coltrane
- 出版社/メーカー: Blue Note Records
- 発売日: 1993/01/19
- メディア: CD
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John Coltrane(Ts), Kenny Dorham(Tp), Cecil Taylor(P), Chuck Israels(B), Louis Hayes(Dr)
元々セシル・テイラー名義のアルバムだったのが、再発時にコルトレーン名義に変更されたといういわく付きのアルバム。ジャズ喫茶で何度か聴いていたのですが購入するタイミングがなく、ずっと持っていませんでした。先日ユニオンで650円の50%オフ、325円で購入。
「58年のコルトレーンのハードバップ」というところまでは普通なのですが(このアルバムでのコルトレーン、なかなか快調です)、そこにセシル・テイラーが加わることでおかしなバランスになっています。とは言え、フリージャズの旗手として知られるセシルですが、この時点ではそこまで突き抜けたことをしているわけではなく、エリントン~モンクという流れをストレートに引き継いだ演奏をしているようにも思われます。
そういった意味では、セシル・テイラーって特別に異端というわけではなく、ジャズの王道、正統進化の結果の1つなのかもしれません。そもそもジャズって「王道」「主流」であるはずのエリントンやらパーカーからしてイカレた音楽だと思っています。私の大好きなドルフィーも、ジョニー・ホッジスやパーカーを継承している点においては、「王道」と言えなくもなくもないのかも。そんなふうに王道を継承しつつ、セシルもドルフィーも他にない強烈な個性を獲得・発揮しているというところがジャズの面白さであり、やめられない所以なのかもしれないとか思っちゃったり何かしちゃったりして。
- アーティスト: Duke Ellington
- 出版社/メーカー: Blue Note Records
- 発売日: 2002/06/13
- メディア: CD
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ピアニストとしてのエリントンの素晴らしさよ!ミンガス、ローチも最高です。
- アーティスト: Cecil Taylor
- 出版社/メーカー: Freedom
- メディア: CD
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実を言うとセシル・テイラーの作品ってそれほど数を聴いているわけではないのですが、私が聴いた中で一番衝撃的だったのはこれ。今聴いてもかなりヤバい演奏です。