たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Billy Harper / Soran Bushi B.H.

「生まれて初めて買ったレコードは?」「ソーラン節です。」

 

ラヴァーフッド

ラヴァーフッド

 

 

もう1か月くらい前のことですが、ついにレコードプレーヤーを買ってしまいました。アナログ盤しか出ていないものが結構あるので…。プレーヤーもスピーカーも安物ですが、とりあえず私には十分な音で聴けているので満足。

そんなわけで、最近はユニオンなどで300~500円くらいの特価品を買い漁っているのですが、最初に買ったのがこのビリー・ハーパーのソーラン節でした。ハーパーはギルオケで知って以来、大好きなテナー奏者です。『Somalia』などは長らく愛聴盤ですし、近作であるランディ・ウェストンとのデュオも良かった。彼がソーラン節をやっているというのは知っていましたが、今回購入して初めて聴きました。

で、A面1曲目からやられました。超カッコイイ! 

 

 

マックス・ローチのバンドのライブ盤で「Calvary」というタイトルで演っている曲ですね。こっちのヴァージョンの方がはるかにイイと思います。

 

 

肝心のソーラン節はB面に入っていて、ハーパーによるカタコトの合いの手には最初ズッコケましたが、アレンジはいかにもハーパーのもので、繰り返し聴いていると妙にクセになりますね。日本企画ということで、日本のレコード会社が演らせたのかと思っていたら、ライナーを読むとハーパー自身がソーラン節を大層気に入って、A面に入れるようにプッシュしていたそうです。ソーラン節のどこに深い精神性があると思ったかは謎ですが…。オカルトネタで、ソーラン節はヘブライ語だとか言うのがありましたが、たぶん関係ないでしょう(笑)。

 

 

 

Roots of the Blues

Roots of the Blues

 

ランディ・ウェストン、80代後半とは思えません。すごい。 

 

ソマリア

ソマリア

  • アーティスト: ビリー・ハーパー,マデレーン・ヤヨデレ・ネルソン,ルイ・”ムビキ”・スピアーズ,フランチェスカ・タンクスリー,エディ・ヘンダーソン,ニューマン・テイラー・ベイカー,ホラス・アーノルド
  • 出版社/メーカー: オーマガトキ
  • 発売日: 1996/10/21
  • メディア: CD
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これも日本企画なんですよね。素晴らしいです