たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

John Butcher Nigemizu

こーれはすっっっっばらしい。

 

 

John Butcher(Ts, Ss)

 

 

ジョン・ブッチャーのソロのライブ盤を入手しました。2013年夏の来日時の録音で、1曲目は大阪・島之内教会でのテナーサックスソロ、2・3曲目は深谷のHALL EGG FARMでのソプラノサックスソロ。2013年、私は横浜のエアジンでソロを観たのですが、(特にソプラノの時の)脳内に直接響いてくるような感覚が強烈に印象に残っていて、本作の発売を楽しみにしていました。で、某研究会で神田にある大学に行った帰りに水道橋のFtarriで購入。

これが事前の期待以上にすんばらしいです。どんどん湧き上がってくるアイディア、想像力、創造力。屁理屈をこねたり、詩的に美辞麗句を並べ立てる必要はまったくなく、刺激的で、面白く、何よりカッコイイと感じます。「フリー・インプロヴィゼーション」とか、「即興演奏」といった括り方をすると、何か腕組みをしながら神妙な顔をして聴かなければいけないようなイメージがなくもなくもないのですが、これはそういうものとは無縁でしょう。私はシンプルに「うっひゃーすっげえ!!」って思いながら繰り返し聴いています。

チューバ奏者の高岡大祐さんの手による録音もすごい。私の貧弱な聴取環境でも生々しく聴こえるし、先日たまたま行きつけのジャズ喫茶の立派な装置でかけてもらう機会があったのですが、すんごい音がしてました。2・3曲目で蝉しぐれが入っているのも、かなりイイ感じです。

 

 

<参考動画>


John Butcher solo @ Ftarri (2013) - YouTube