たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

坂田明 / IN A BABBLE

これはあれですね、「もっとも高い」と書いて「最高」ってやつです。

 

 

"In a Babble" Sakata/ Parker/ McBride/ Herndon [12 inch Analogx2枚組]限定

 

坂田明(As, Cl, Vo)、Jeff Parker(Gt)、Nate McBride(B)、John Herndon(Dr)

 

 

2009年、 シカゴのUmbrella Music Festivalでのライブ。LP2枚組です。Presspopなるレーベルから出ていて、聞き覚えがないなと思ってググってみたら、書籍や玩具なんかも手掛けている会社みたいです。「アレン・ギンズバーグ人形」なんて変わったものも作っていて面白いんですが、どういう経緯でこのレコードを作ることになったんだろう…。

本作は坂田明さんとシカゴ勢(ギターとドラムはTortoiseのメンバーですね)の共演。アンブレラ・フェスのキュレーターの1人であるコルネット奏者、ジョシュ・バーマンが坂田さんを招いたようです。これが血沸き肉躍る快演、熱演、名演。ゆっくりと音を積み重ねながらグングンとスピードを上げていき、興奮のるつぼ、狂乱の宴へと突入するD面の気持ち良いこと!坂田さんのアルトがキレッキレで、とにかく速い。ヴァンダーマークとの共演でお馴染みのネイト・マクブライドのエレベも効いていて、メンバーの組み合わせがすごくイイ。これはジョシュ・バーマンに「GJ」と言わざるを得ません。

私はユニオンの中古棚でたまたま手に取ったのですが、DL販売とかはしてないっぽい?個人的にどストライクだったので、入手経路が限られるとしたらもったいないなあと。オススメです。

 

 

 <参考動画>

いま動画の説明文を読んで気づいたんですが、 リズムセクションはヴァンダーマークのPowerhouse Soundと同じなんですね。

 

Oslo/Chicago: Breaks

Oslo/Chicago: Breaks

 

これも傑作。超カッコイイです。