たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

10月後半~11月行きたいライブ

<新宿PIT INN

10月22日(月)藤井郷子オーケストラ

10月23日(火)昼の部・後藤篤カルテット

11月8日(木)林栄一ガトスミーティング

11月14日(水)ペーター・ブロッツマン

夜の部の3つは予約済み。ガトスミーティングは今1番好きなバンドの1つです。林さんが11月頭にライブ盤が出るとおっしゃってたので、レコ発になるのかな?めちゃくちゃ楽しみ。11月16日鈴木勲セッションも行きたいんですが、まだ悩み中。

 

<入谷なってるハウス>

10月30日(火)AAS(立花秀輝、カイドーユタカ、山口コーイチ、磯部潤)

11月13日(火)とつとつ(吉田隆一、石田幹雄石渡明廣

11月28日(水)不破大輔・立花秀輝デュオ ゲスト:本田珠也

「とつとつ」は、吉田さんと石田さんのデュオに石渡さんが正式参加し、トリオ編成になったグループだそうです。吉田隆一・石田幹雄」が大好きなんですが、生で見たことないので是非行きたいです。

 

荻窪VelvetsunはHPに11月のスケジュールがまだ挙がってないっぽいです。荻窪アケタの店は、原田依幸グループ、渡辺隆雄グループなど行きたいライブはけっこうあるんですが、私のスケジュール的に厳しくて行けなさそうです。残念。他にも随時面白そうなライブを発見したら(お財布の中身と相談しつつ)行くと思います。簡単なライブレポートも掲載予定。

 

霞

かつて板橋オケで吉田さんのソロを目にして衝撃を受け、バリトンサックスに注目するようになりました。普通のジャズファン(?)だったころもマリガンやペッパー・アダムスなんかは多少聴いてましたが、バリサクのソロのカッコよさには気づいてなかったんです。その後ハミエット・ブルーイットやらジョン・サーマン、最近だとヴァンダーマークなんかも聴くようになりましたが、やっぱり吉田さんはすごいですね。作曲もほんとに素晴らしいです。藤井オケ、ガトス、とつとつで吉田さんの演奏を観るのを楽しみにしています。

 

Paal Nilssen-Love & Ken Vandermark Milwaukee Volume

何というクオリティ。

Milwaukee Volume

Milwaukee Volume

  • アーティスト: Ken Vandermark & Paal Nilssen-Love
  • 出版社/メーカー: Smalltown Superjazz
  • 発売日: 2010/04/06
  • メディア: CD
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Paal Nilssen-Love(Ds,Perc)、Ken Vandermark(Ts,Bs,Cl)

ちょっと前にAmazonから届いていて、机に積んでおいたのを今聴いたんですが、すごすぎて口あんぐり。これの前に、最近買ったブルー・ミッチェルの3in1CDを聴いていて、「たまにはバップもいいなあ」なんてのほほんとしてたところにとんでもないボムが。この2人のデュオって6枚くらい出てるんですよね。他のも聴きたい・・・。

 

Three Classic Albums

Three Classic Albums

Out of the blueのB面がまったりしててgood。この辺りのハードバップものってけっこう聞き漏らしていて、たまに聴くとすごくいいので、安い物を見つけたらちょくちょく買っています。ヴァンダーマークとゴルソンを聴き比べるなんてのも楽しいです(笑)

 

うろ覚え

そういえば書くのを忘れてました。

川下直広トリオ2012年9月19日@荻窪velvetsun

川下直広(Ts,ハーモニカ)、不破大輔(B)、岡村太(Ds)

Guest:佐藤帆、中村江里花(Ts)、山口コーイチ(Pf)

 

川下トリオに渋さの面々がゲスト参加。メモを取っていないので正確なセットリストは書けないんですが、川下さんのオリジナルやファラオ・サンダースの曲などをやっていました。川下さんの名曲「ナポリタン」も最高でしたが、圧巻だったのがファラオの曲。ファラオの名盤「Live!」でおなじみの「You've got to have freedom」でのテナー3人の咆哮!さすがにあのメンバー紹介はありませんでしたが(笑)そして「Greetings to Idris」。もちろん全員素晴らしかったのですが、佐藤帆さんのプレイが特にツボでした。佐藤さんは今一番好きなテナー奏者の1人で、「リーダー作出してくれないかなあ・・・」とずっと思ってます。最後の曲は、「キレイなバラードだけど、何か聞き覚えあるような」と思っていたら、テーマに入ってびっくり。尾崎豊の「I love you」。

細かいところはだいぶ忘れてしまってますが、めちゃくちゃ楽しいライブでした。川下さんのハーモニカも聞けたし、ファラオの曲を3テナーで聴く機会なんてまずないと思います。残念だったのはお客さんが少なかったことだけ。これはライブハウス通っているといつも思うことなんですが。

 


知らズ4@荻窪ベルベットサンwith川下直広

川下さん参加。私が大好きな「ナポリタン」をやってます。合間のトークも最高。「堕落教育」って(笑)

ONLY YOU

ONLY YOU

↑の動画を観た人は買いましょう。名盤です。

 

菊地成孔の粋な夜電波(9月30日放送)を聴く

まさかの選曲。

2012年9月30日・菊地成孔の粋な夜電波(TBSラジオ)

前回と前々回は「女子ジャズサミット」と題する特別企画でしたが、今回はフリー回。自由にしゃべって曲をかけるスタイルでした。いつものホスト話はまあ面白かったんですが、整体(内気功?)の話は興味をそそられず、「今回はいまいちピンと来なかったなあ」と思っていたら、終盤でまさかの選曲。志人・スガダイローの「詩種」から「いざよいうた」が。

詩種

詩種

 曲終わりに慌てて訂正してましたが、「ブルーハーブっていうグループの志人」と紹介してました(笑)菊地さんの評価は、「賛否両論ある問題作だが、自分は傑作に1票入れたい」というものでした。これは完全に同意。

 

以前にも少し書きましたが、菊地さんに対しては複雑な思いがあります。

ドルフィーのファイブスポットに衝撃を受け、ジャズを本格的に聴き始めた頃、菊地さんと大谷能生さんがやっていた「水曜WANTED」という番組に出会いました。オリコンシングルチャートの曲と2人の持ってきた音源をかけ、抱腹絶倒の適当トークを繰り広げていました。「オスカー・ピーターソンのようなハッピーなピアノトリオが聴きたいです!」というリスナーのメールに、「これでもくらえ!」と言ってアイラーのユニバーサルインディアンをかけて応えたりしてましたね(笑)初めて読んだジャズ本も、菊地・大谷コンビの『東京大学のアルバートアイラー』でした。先日久しぶりに読み返しましたが、やはり名著。こんなに面白くジャズの歴史を描き出した本はちょっと他に知りません。

そんなわけで、私のジャズライフ(?)は菊地さん(と大谷さん)にかなり影響を受けてます。ただ、大谷さんの作品には好きなものが多いのですが、菊地さんのリーダー作はいまいち好みに合わないんです。テナーサックス奏者としての菊地さんは、超一流だと思います。早坂紗知さんの「1999.2.26 LIVE」の「カナビスの輪」等のソロはめちゃくちゃカッコイイ。某ジャズ喫茶の掲示板で、「話が上手くても演奏がいまいちでは・・・」といった皮肉を目にしたことがありますが、その人はBlackoutやティポグラフィカGround Zeroでのプレイを知らないのだとしか思えません。特にライブでの菊地さんのソロは圧倒的ですよ。ところが、リーダー作になると独特のフェイク感であったり、露悪趣味的なパロディ感覚なんかが鼻についてしまうんです。「南米のエリザベステイラー」の「ルぺべレスの葬儀」とか、一部に好きな曲もありますし、DCPRGなんかは結構好きなんですが・・・。ワインの話とか精神分析の話も、スノビズム全開と言った感じでちょっと馴染めません。テナーサックス奏者として、話のめちゃくちゃ面白い人としての菊地さんのことは好きなんですが、苦手な部分もたくさんあって、そういう意味で「複雑な気持ち」を抱いているわけです。

粋な夜電波も、何となく聴き続けています。また大谷さんとのコンビで適当トークしてほしいなあと思ってますが。近田春夫さんがゲストの回なんかは面白かったし、先日の女子ジャズサミットも興味深かったので、また折に触れて夜電波の感想も書くかもしれません。

 

名著です。「キーワード編」も素晴らしい。大友良英さんがゲストの回がお気に入りです。

steppers +

steppers +

大谷さん参加のMASのアルバム。1曲降神が参加しています。

EigenKinoさんの動画群

youtubeは入り込むと抜け出せなくなるので(笑)、あまり熱心に動画を探したりしてはいないのですが、「EigenKino」という方がアップしている動画群がヤバいということに気づいてしまいました。昨日のヴァンダーマーク&本田珠也デュオのアップロード者がEigenKinoさんで、他にどんな動画を挙げてるのかと思って見てみると、約560本ものライブ動画が。


Dairo SUGA / Akira SAKATA / Tamaya HONDA @ Shinjuku Pit Inn


Keisuke Ohta / Todd Nicholson / Nori Tanaka "Masara Scope"


Takeshi Shibuya & Motohiko Ichino "Oceanus" @ Inage Candy

これは・・・すごすぎる。EigenKinoさんは業界関係の方なんですかね。貴重な海外ミュージシャンの来日時の映像(ブロッツマンやらジョン・ブッチャーやら、すごいラインナップ)含め、公式音源がリリースされていないものをこうして聴くことができるのは本当にありがたいです。

動画を貼ってみるテスト


Kurdish Dance 山下洋輔、菊地成孔、林栄一【Live In 嬉野'92】

林さん、菊地さん、若い(笑)山下さんは印象あまり変わらないかな?

菊地さんは最近サックス演奏の機会が減っていると思いますが、ほんとに上手いですよね。リーダー作はピンとこないことが多いのですが・・・。