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たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Codona / Codona 3

論文・研究発表の締め切り地獄からひとまず解放されたので、久々にブログ更新(週2回くらいのペースで更新したいんですが忙しいとなかなか…)。

この1ヵ月くらいまともに音楽を聴けていなかった反動で、昨日は1日ジャズ漬けの幸せな時間を過ごしました。午前中に買い置いていた佐藤允彦作品(Joeさんにオススメしてもらったやつ)をまとめて聴き、午後は行きつけのジャズ喫茶Jazz Nuttyに。Nuttyは毎月「今月のテーマ」を決めていて、この2月は「トロンボーン特集」とのことだったので、家からSamuel Blaser『Solo Bone』を持ち込み、「Mood Indigo」(名演!)などをかけてもらいました。続けてマスターが管楽器無伴奏ソロつながりということでかけてくれたHamiet Bluiett『Birthright』に大いに感動しつつ、夜は入谷なってるハウス林栄一ガトスミーティングのライブ。いやー、最高の1日。

今日取り上げるのは、そんな幸せな日の帰りの電車で聴いて感銘を受けたアルバムです。

 

 

Codona 3

Codona 3

 

Collin Walcott — sitar, tabla, hammered dulcimer, sanza, voice

Don Cherry — trumpet, organ, doussn' gouni, voice

Naná Vasconcelos — percussion, berimbau, voice

 

 

ユニオンでドン・チェリーの名前を見て「安い」という理由のみで購入していたもの。ライブを観に行った日の帰りは音楽を聴かないことが多いんですが、「これならへヴィーじゃなさそう」と思って何気なく聴いてみました。最初にぼーっと数曲聴き流したときは、「ああ、この手のECM流エセ民族音楽か。まあ悪くないけど…」程度の感想。ECMによくあるキレイに整いすぎてるものってあんまり好みではないんですよね。エセ民族音楽なら胡散臭いやつとか適当なやつの方が好きで。

 


Pharoah Sanders Going to Africa

たとえばこういうの。これはもはや「エセ」ですらないかもしれませんが、(良い意味で)アホで楽しくて最高。

 

そんなわけで、本作を聴いて「ドン・チェリーと言えどもECMからリリースするものには"漂白感"が付いちゃうんだなー」とか思ってたんですが、謎のボイスを重ねる5曲目「Trayara Boia」あたりから「あれ、様子がおかしいぞ?」となり、最後の曲「Inner Organs」を聴いてビックリ。9分ちょっとの曲で、ずっとオルガンの持続音が鳴っている上に、途中からタブラも入りつつ、ボイスやらトランペットやらを重ねていく趣向なんですが、終電の中でiPodで聴いていたら軽くトリップしかけました。うわーやばいやばいやばいと思って、音量を上げてリピート。

 


Codona 3 - Inner Organs

 

「内臓」と「オルガン」をかけてるってことですかね。やってることはシンプルですがカッコイイ。正直他の曲はそこまででもないのですが、これだけ妙にツボにハマってしまいました。

このCodonaというグループ、気になって少し検索してみたら、Wikipedia「free jazz and world fusion group」とありました。いわゆる「フリージャズ」の要素はほとんどないような気がしますが、確かにこれは「ワールド・ミュージック」ではなく「ワールド・フュージョン」。色々ごちゃ混ぜにした結果、見事にヘンなものが生まれてますね。ECMから計3枚出しているようで、本作の他にも2枚あるとのことなので、ちょっと聴いてみたいと思ってます。

 

 

Codona Trilogy (Spkg)

Codona Trilogy (Spkg)

 

2009年に本作を含む3枚をまとめてリイシューしたもののようです。事前に知ってたらこの3枚セットの方を買いたかったんですが…。