広瀬淳二 the elements
前回のバール・フィリップス+弦311に続き、これまた恐るべき即興演奏。
- アーティスト: 広瀬淳二
- 出版社/メーカー: doubtmusic
- 発売日: 2010/09/20
- メディア: CD
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「何をいまさら・・・」と言われそうな気もしますが、最近聴いて衝撃を受けました。2曲目冒頭の「音」でもう完全にやられてしまった。聴いたこともないような音の数々が詰まった玉手箱のような作品。ご本人がどのように考えておられるかは分からないけど、一般的には「ジャズ」というより「ノイズ」の方が近いかもしれません。非常にノイジーだけれども、美しく、力強く、嬉しく、哀しく、楽しく、優しく、厳しく、とにかく色んな感性を刺激されます。
これは「広瀬淳二」という個人にしかなしえない表現でしょう。私がジャズに求めているのもこういった「個人」の表現なのかもしれません。その人にしかできない、唯一無二の表現を聴きたくて日々色んな音楽を聴き耽っているわけですが、ジャズはそうした個人の表出に適した音楽であるように思います。ただ、別に「ジャズ」であることにこだわる必要はなくって、自分が面白いと感じる音楽の多くが「ジャズ」と呼ばれるものの中にあるだけなのかもですが。
<参考動画>
☆吉田隆一さん主催の「SAXの変な音」の第4回に広瀬さんが出演されています。
http://www.ustream.tv/recorded/16329048
これは必見。トークは興味深く、面白すぎるし、第二部のライブもすごい。
インプロネコ集会 Vol.17 広瀬淳二+芳垣安洋+池澤龍作 - YouTube