徳永将豪・高岡大祐 Duo / Solo
ここ1週間風邪をひき散らかしておりましたが、何とか論文は提出できて一安心。直前までバタバタしつつも、何だかんだで第1期blacksheepのラストライブにも行けました(前回のレコ発の時よりも音楽以外の"ギミック"がだいぶ少なくて、演奏の素晴らしさが際立っていました。"ギミック"的なのも好きなんですけどね)。今日は友人とオマさんのライブを観に行く予定だったり、相変わらずジャズにどっぷり浸かった日々を送っているのですが、今回取り上げるのは「ジャズ」ではありません。
徳永将豪・高岡大祐 Duo / Solo (2013年)
徳永将豪(As)、高岡大祐(Tuba)
1曲目は2人のデュオ約25分。2曲目は約13分のチューバソロで、3曲目はアルトのソロが約9分半という構成。高岡大祐作品ではお馴染みの段ボールジャケの裏には、Bright Momentsと同じく「no effects no overdub no edit」のスタンプが。
このとても変わった音楽、何と表現して良いのかまったく分かりません。何も言われなければ何の楽器が演奏されてるか分からないだろうし、もはや「音楽」って何なのか分からなくなってくるくらい、分からないことだらけ。
でも、面白いのです。ここで発せられている音は、電子音のようでありながら猛烈に「空気の震え」を感じさせる点で生々しくもあるように思います。ヘッドホンで聴いている時の脳が揺れるようなこの感覚、とても好きです。
即興界隈でちょくちょくお名前は見かけていた徳永将豪という方のアルト、初めて聴きましたが驚き。アルトサックスってこんな音出るんですねえ。。。
20120310_康勝栄,川口貴大,徳永将豪_5layer_1@七針 - YouTube
何だかコンセプチュアル・アートみたいで、個人的にはイマイチ好みの演奏ではありませんが…。youtubeでは伝わらないことが多いかも。
一般の流通に乗っていないので入手経路は限られると思いますが、CD-R作品なので価格も安く(私は水道橋のFtarriというお店で買いましたが、1000円でした)、おススメです。