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たぶん思ったことあんまりまちがってない

ジャズ アルバム紹介やライブの感想など 

Mostly Other People Do the Killing / Red Hot

Jon Irabagonのことを言おうとするたびに、「あれ?イラバゴン?イバラゴンだっけ?」ってなる病。

 

 

Red Hot

Red Hot

 

Peter Evans(Tp), Jon Irabagon(Ss, C Melody Sax), David Taylor(Btb), Brandon Seabrock(Banjo), Ron Stabinsky(Pf), Moppa Elliott(B), Kevin Shea(Dr, Perc)

 

「技術のある変態が真面目に悪ふざけする 」感じのバンド、Mostly Other People Do the Killingの2013年作を聴きました。結成が2003年で1stが2004年発売ということで、何気に十年選手。本作がたぶん7枚目かな?前作までは4人編成でしたが、今作はなんと7人編成。しかもバストロンボーンのスタープレイヤーであるデイブ・テイラーが参加という意味が分からない事態に。

内容的には、バンジョーとCメロサックスが入っているところで勘が良い方なら分かるかもしれませんが、“ぶっ壊れたディキシーランドジャズ風の何か”といった感じ。1920~30年代のオールドジャズやブルースをベースにしたオリジナル集です。ディスクユニオンの紹介文には「ノリノリのスウィング感が魅力的な快作です」とあって、確かにそうなんですが、このバンドの作品ですからやっぱり所々おかしく、楽しい。ジョン・イラバゴンのエンターテイナー精神(6曲目のソロのカッコイイこと!)やピーター・エヴァンスの超絶技巧にも舌を巻きますが、全然知らなかったロン・スタビンスキーなる人のピアノがなかなかイイ。

このバンドに関しては、「こういう変化球じゃなくて、イラバゴンとエヴァンスのコンビでもっとストレートにカッコイイものができるんじゃないか?」という思いもなくはないのですが、これはこれで楽しいので良し。私が近年で一番面白いトランペット奏者の一人だと思っているピーター・エヴァンスは、近々アジアツアーを行うという噂も。来日することを熱望しています。

 

 

≪関連動画≫

4人編成でのライブの映像。本作とはだいぶ雰囲気が違いますが、カッコイイなあ。

 

ちょっとヘンなディキシーランドジャズと言えば、こんな動画も。

 

 

 ≪関連作品?≫

This Is Our Moosic

This Is Our Moosic

 

オーネット・コールマンの傑作。 ドン・チェリーチャーリー・ヘイデン、エド・ブラックウェルという黄金のカルテット。オーネットの作品の中でもかなり好きですね(余談ですが、一番好きなのは「サイエンス・フィクション」)。ヘイデンの眼が怖すぎるジャケも最高。

 

 

Forty Fort

Forty Fort

 

リーダーのロイ・ヘインズ よりも、サイドマンとして参加したローランド・カークの印象が強い作品。後のカークのリーダー作のようなアクの強さは控えめ、全体的に洗練されたサウンドになっていて、なかなか面白い塩梅の傑作だと思います。