Duke Ellington / Second Sacred Concertを聴く(ジャズ喫茶で)
論文の締め切りに追われているんですが、今日はちょっと時間に余裕ができたので、久々にいつものジャズ喫茶へ。そこでマスターが掛けてくれた音源にぶちのめされてしまいました。
聖歌隊やら何やらと共に奏でられるエリントンの宗教音楽。いつものごとく「うーむ、やっぱりハリー・カーネイのソロは最高だなあ」とか思いながら聴いていると、ひたすら「自由」を唄う聖歌隊のコーラスが飛び出し、ちょっとR&Bっぽい曲があったり、エリントン御大の美しすぎるピアノソロがあったり、とにかく盛りだくさんの大作でした。サン・ラやアーチー・シェップ、ローランド・カークをも飲み込むようなスケールのデカさ。これはすごい。晩年のエリントンがこんなに頭のおかしいことをやっていたなんて(当然称賛しています)、恥ずかしながら知りませんでした。
一体なんなんでしょう、これは。後半でエリントンがビリー・ストレイホーンについて語るところがあって、グッと来ます。
これもすんばらしい。
youtubeで検索をかけると、海外のユースのビッグバンドが演奏している映像がたくさん出てきました。ビッグバンド業界では有名だったりするんですかね?
余談ですが、私の周りだと、学バン出身者は全然エリントン聴かないって人が意外と多くて、フリージャズ好きにエリントンのファンが割といるような気がします。世間的にはどうなのか分かりませんが・・・。